どうも、小説家(読む専門)、
いずよし(TwitterID:@taiado01)です!
佐野徹夜さんという人を御存じでしょうか。
ここ数年で一気に知名度を上げた小説家です。
特に今年3月に映画化された「君は月夜に光輝く」はすごい勢いで人気になりました。
私も映画を見てきて感想を記事にしています。
こちらをどうぞ→映画「君は月夜に光輝く」を紹介!
こちらもどうぞ→小説「君は月夜に光輝く」を紹介!
ちなみにこの小説は「第23回電撃小説大賞」で大賞を取っていますがメディアワークス文庫から出版されています。
そんなすごい小説家の佐野徹夜さんが2018年の10月に出した小説が「アオハル・ポイント」です。
この作品の主人公、青木直人は人のポイント(ルックス、学力、性格などの偏差値のようなもの)が見えてしまうという不思議な病を持つ高校生です。
この「人にポイントをつける」という行為は明確な数字はなくとも誰しも一度はあると思います。
それが無意識のうちに見えてきてしまう青木君はそれをノートに記していきます。
そしてノートを同級生の春日唯に見られ、自分がポイントの高い成瀬に恋をしていることがばれてしまいます。
またその春日も釣り合わない恋をしており青木は春日のポイントを上げる手伝いをすることになります。
ポイントを上げるとはルックスを良くする、コミュ力を上げる、学力を上げるなどです。
そのために春日の恋する人の曽山と青木の恋する成瀬とコンタクトを取るようになります。
そしてなんだかんだでそれぞれ良い感じになります。
しかし実は曽山の裏の顔がひどいものでした。
ヤンキーを引き連れていじめをしたり成瀬に対し無理やり彼氏になったりとします。
さらに青木に追い打ちをかける事件を起こし、青木は完全にダメになってしまいます。
不登校になって自暴自棄になるところの表現がすごかったです。
個人的にはこのあたりの後半からが面白くなってくるところだと思います。
当然前のところが伏線で重要になってきますがある程度読めていれば十分です。
なので後半はしっかり読むべきですね。
人間のリアルを描いたこの作品、学生はもちろん大人も読んで悪いことは無いと思います。
ぜひ手に取って読んでみてください。
fin
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