どうも、涙腺ゆるゆる高校生
いずよし@taiado01です!
「君は月夜に光輝く」という小説の存在を知っていますか?
通称「君月」というのですが、とても感動する作品です。
「キミスイ」じゃないですよ~「キミツキ」です。(キミスイは君の膵臓を食べたいのことだぞっ)
そんな「君月」はなんと映画化されています!
大人気であることはもう明白ですねぇ。
ライトノベルばかり読んでいる私はある友人にこの本を貸してもらい、こういった小説の面白さを知りました。
THE小説という本に対して私は少し苦手意識があったのですがこの本のおかげでそれもすっかりなくなりました。
以後その友人にはたくさんの小説を貸してもらいました。ありがとう友人君。
私のようにラノベしか読めないオタクなあなたもこの本を読んで他のジャンルにも手を出してみよう!
新しい世界を見つけよう!
※注意 この先ネタバレあり(覚悟しやがれぇい)
ネタバレありで語るこの作品の良さ
主人公は高校1年生の青年岡田卓也
彼は姉を事故(自殺)で亡くしてから投げやりな毎日をだらだらと過ごしていました。
ある日彼のクラスメイト(学校には来ていない)で、ある難病にかかっている渡良瀬まみずにお見舞いに行くことになります。
彼女の病気は「発光病」
体から光が出てそれが死に近づくとより強くなるという病気です。
この病気にかかって20歳を超えられた人はいません。
しかも彼女の余命はもうゼロ
去年に「あと一年」と言われその日をすでに過ぎているというのです。
つまりいつ死んでもおかしくない体なのです。
そんな彼女と出会い最初はぎこちなかったもののだんだんと打ち解けていきます。
そこである日まみずは卓也にあるお願いをします。
それは「私のやりたいことを私の代わりにやって」でした。
病院から出られない彼女にはやりたいことがたくさんあります。
それを代行してもらい感想や話をしてもらうという彼女のお願い。
卓也はしぶしぶ受けることになります。
最初は嫌がっていたもののだんだんと彼女のお願いを聞くのが楽しくなってきた卓也。
そしてその話を聞くのをとても楽しみにしているまみず。
二人がだんだんと惹かれあうようになったのは言うまでもありません。
しかし、二人の間には様々な壁が出てきます。
発光病だけでなく周りの人たちとの人間関係や過去のことなどが深く関わってきます。
そのたくさんの壁を二人で乗り越えることでより二人の心は近づきさらに惹かれ合うようになります。
まみずは常に死を覚悟し、いつ死んでも良いように「生きること」を諦めるようにしていました。
しかし卓也と出会い彼女はそう思えなくなり、
「あなたのせいで、私はもう、生きたくてしょうがないの。」
この一言にどれだけの思いが詰まっていることか。
思い描くだけでも涙が出そうになります。
そして彼女の最後の瞬間がきます。
最後の彼女はとても綺麗にそして激しく輝いていました。
まみずはその後も発光病と戦いました。
しかし…
最後の数行は作者の佐野徹夜さんの思いがとても込められていると感じます。
この最後だけは私では語れません。
ぜひ自分の手で読んでみてください!
fin
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