参照:君は月夜に光り輝く
「君は月夜に光り輝く」という小説を知っていますか?
僕も以前、記事にしたことがあります。(泣ける小説「君は月夜に光輝く」を紹介!ネタバレもあるよっ!)
なんとその小説が映画(実写)化しました!!
おめでとう!素晴らしい!
そして私は……見に行きました~!!(小説版を貸してくれた友人とともに)
見る前のCMを見ているときは正直微妙な感じがしていました。
卓也君(主人公)のほうは気怠い感というか、全てに興味ない感があって良いと思ったのですが、まみず(ヒロイン)のほうが微妙でした。
永野 芽郁さんファンごめんなさい!
小説を読んだ感じでは「美少女」の中でも清楚でおしとやかなイメージだったのですが映画では可愛い寄りな感じでした。(良い意味で微妙だったんだよ)
でも映画を見て「これもまたアリやな」って思いました。っていうかむしろ良い、みたいな?
まぁ僕はいつも見る前に違和感あっても大体見た後はしっくりくるんだけどね…(じゃあ言うなとか言わないで!)
映画「君月」面白いよ~!
先に言っておきます。
他の映画にも言えることですが、小説を映画化しているので本1冊を1時間ちょいにまとめなければいけないのです。
それはつまり全ては入りきらない(どこかはカットされる)ということです。
それはしょうがないこと。だからどうカットしてどう話をつなげるかが重要になってくるわけです。
そこに焦点を当てて映画「君月」を評価(上からですみません!)すると……素晴らしい!!
本当に良く出来ているなぁと感じました。
確かに、入れてほしかったけどカットされていた所もありましたが、話の流れが上手く出来ていて見やすかったです。
また小説のほうには無かった所もあり、監督のセンスを感じました。
その監督は月川翔さん。
過去に話題にもなった「キミスイ」こと「君の膵臓を食べたい」の監督さんです。
「君膵」と「君月」
何かの運命を感じますね。
そんな素晴らしい映画なのですが、少し残念な部分もありました。
それは、やはりカットされてしまった部分です。
ここからはネタバレもあるので注意!!
多分何も知らない人は読んでも分からないと思います。
ネタバレありで感想を語ります!
カットされて残念だったところ
カットされて残念だったのは、亀之助のことや卓也のクラスメイトで親友でもある香山のクズ野郎感です。
小説では香山は女たらしで、クラスの担任の先生ともそういう関係になります。
さらに先生に別れ話をしたいけどそれが厄介なので、卓也君に代わりに話させるのです。
これは明らかにクズだった(後に良い奴になって親友になる)のですが、映画では割と最初から良い奴でした。
もうちょっとはクズ野郎感を出しても良かったのではないでしょうか。
他にはまみずの「代わりにやってほしいこと」が少なかったことですが、これは時間の都合上しょうがないのかなと思います。
そして最後にまみずが死ぬ前の屋上でのシーンです。
まみずが死に近づくにつれて、卓也君の心が壊れていってしまい死のうとするところが無かったです。
またその後にまみずの発光病の症状で発光するシーンがあるのですがそこの光り具合がイメージと違っていました。
僕は真っ白ではなく少し青というか緑というか淡い感じのイメージがありました。
映画ならではの良い部分
それはまみずが死んだ後の遺された手紙を読むシーンです。
まみずが「代わりにやってもらったこと」について話す所で、前には卓也君1人で遊園地などに行っていたのですが「その話を聞いて私も一緒にいる気分だよ」と書いています。
それが映画では実際に2人で行っているような回想になっていて本当に自然に涙が出ました。
(なんか語彙力が足りてない……伝われぇぇい!っていうか見てもらえば良いんだ!みんな見てください!!)
小説でも後半がすごく良かったのですが、映画でもそれが現れていました。
映画だけでは物足りない?小説もおすすめです!
たった数回、しかも結構前に読んだだけの僕がなぜここまで語れるかというとそれは本を貸してくれた友人のおかげです。
その友人は映画を見る前に小説をしっかりと読んでいて、もはや「君月」評論家と化していました。
しかしその友人曰く、読み込みすぎているからこそ物足りなさを感じてしまったらしいです。
そのせいで次に来るはずの展開が分かってしまって、泣くに泣けなかったそうです。
ちなみに私はめっちゃ泣いていました。
友人に見られていないか不安で恥ずかしかった~~。
なので映画をまだ見ていない人には、小説を読みすぎずに映画を見てほしいです。
そしてそのあとに小説を読み直して一人で泣いてほしいです。
これがおすすめの「君は月夜に光り輝く」の楽しみ方です。
まだ小説も読んでない人は映画から、そして次に小説を読んでください。
ぜひ「君は月夜に光り輝く」を見て、読んでみてください!!
映画
小説
fin
コメント